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アカデミー賞、“戦禍”の記憶に再び焦点、受賞作の顔ぶれが波紋呼ぶ

邦人NAVI 邦人NAVI 2024-03-13

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日本のアニメや映画にスポットライトが当たるできごとが相次いでいる。漫画界の巨匠、鳥山明氏の訃報に際し、フランスのマクロン大統領や中国外交部などが哀悼のメッセージを寄せたことは大きな話題になった。かたや第96回アカデミー賞授賞式では、日本の2作品がオスカーを受賞し、存在感を世界に示している。受賞作を通じて戦争と平和について思索する契機になった点も特筆に値する。



日本の2作品がオスカー獲得

米現地時間10日にロサンゼルスのドルビーシアターで行われた第96回アカデミー賞の授賞式では、宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」がオスカー長編アニメ映画賞を、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」が視覚効果賞を獲得し、日本作品として初めての快挙となった。「パーフェクトデイ」でカンヌ映画祭主演男優賞を獲得した役所広司は受賞を逃したが、日本映画の存在感を示すうえで余りある成果を示したセレモニーだったといえる。




“戦禍”を想起させる授賞日

今回のアカデミー賞の授賞式は、日本人にとって戦争と平和に関する思索の契機になっている。作品賞や監督賞を含む7部門で受賞を果たした「オッペンハイマー」は核兵器の開発者であるJ・ロバート・オッペンハイマーの人生を描いた作品だ。同作品は広島や長崎への原爆投下シーンが含まれなかったことが物議を醸した。


ちなみに3月10日は一晩で10万人が犠牲になった東京大空襲の記憶を刻む日であり、翌11日は東日本大震災に当たる。視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」は原爆の影響や戦争の傷跡を象徴したものとされ、「君たちはどう生きるか」の時代設定も太平洋戦争中だ。


さらに、長編ドキュメンタリー賞受賞作品「実録 マリウポリの20日間」はもとより、国際長編映画賞を受けた英作品「関心領域」はアウシュヴィッツ強制収容所とホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を題材としている。東欧、中東でそれぞれ戦火がやまぬ中、“戦禍”がテーマとなった作品が受賞作品として並んでいることが波紋を呼んでいる。(編集:耕雲)



 参考  
  • なぜ原爆投下シーンを描かなかった…? アカデミー賞最有力候補『オッペンハイマー』クリストファー・ノーラン監督の言葉を紹介 (eigachannel.jp)




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